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インプラント診断には最低限度、以下の情報が必要になります。
(1)口腔内写真
現在の口腔内のさまざまな視覚的情報を保存、判断します。
(2)歯周組織検査
口腔内の歯周病の状態を簡易的に調べる検査です。インプラント予定部位以外の歯の歯周組織の状態も事前に理解しておく必要があります。さらに詳しく調べるには口腔内細菌検査があります。
(3)模型
インプラント部のかみ合わせはもちろんのこと、全体のかみ合わせも見ておく必要があります。
(4)パノラマレントゲン写真
最低限度の骨を見る情報になります。ただ、2次元的な情報ですので、さらに詳しくみるには3次元CT撮影が必要になります。(下図)
これらの中で特に重視されるのはやはりレントゲン写真になります。理由はインプラント体(人工歯根)を骨の中にちゃんと全周が骨で囲まれるように正確に埋め込みたいからです。また神経や血管を損傷しないように治療計画を立てる必要があります。
ただせっかくの3次元CTを撮影するだけでは、立体的構造を把握しにく局面があります。下図は学習用顎骨モデルですが、正確な診断を行うためには、このようにCT画像を立体的画像再構成する必要があります。
そこで、数社からCTデータを立体再構成できる‘インプラントシュミレーションソフト’が開発されています。高性能医科用CTで撮影したデータからはインプラントと骨の位置関係の他に、骨の硬さを判断できる骨密度表示が可能です。即時荷重や高齢者の方の骨質診断などにはとても有効です。
骨質は硬さ別に5段階表示で色分けされます。骨粗鬆症などの疑いのある患者様にも安心してインプラント治療を受けて頂くことが可能です。 |
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もっとも古く全世界に広まっている伝統的シュミレーションソフトです。ベルギー製。
ブローネマルクインプラントを開発したノーベルバイオケア社製(スウェーデン)で、all-on-4などのフラップレスインプラントシュミレーションなどに適します。
大阪大学歯学部が開発したソフトで、大学発ベンチャー企業アイ・キャット(i-cat)からの日本製です。
シュミレーションソフトにより3次元CTから変換された3Dデータから、さらに骨造形モデルの作製が可能です。手術前のモデルサージェリーなどで活用されます。